

水廻りリフォーム
【キッチン】

キッチンはリビングやダイニングとの関係がとても重要です。家族とのコミュニケーションを重視するならオープンタイプのキッチンが、来客が多くキッチンを隠したいならクローズドタイプのキッチンが適しています。
また、レイアウトも6種類あって、I型・L型・U型・アイランド型・II型・ペニンシュラー型など、それぞれの目的に応じてタイプを選びます。
ワークトップの高さを選ぶ基本は、身長÷2+5cmとされています。システムキッチンの平均的な高さは85cm。メーカーにより80cm、90cmなどの種類があり、高さを合わせられる商品もあります。
【浴室】

浴室は裸で過ごす場所なので転べば大ケガをしてしまう可能性があるため、転倒対策が肝心。 床は滑りにくく段差が無いこと、体勢を変える場所には手すりを取り付けるなど、安全対策が必要です。
また冬の寒い日にお風呂に入ると、寒くてぶるっと震えたり、心臓がドキっとしたりすることがあります。これが温度差による急激な体調変化 「ヒートショック」 です。 ヒートショックは、身体に大きな負担がかかりますので。浴室に温度差を作らないよう暖房器具を取り付けましょう。
カビ対策の基本は乾燥させること。換気扇や暖房器具も取り付けたほうがメンテナンスが楽です。
【洗面所】

洗面所は歯磨き、洗顔、髭剃り、お化粧をする場所です。洗面所の一番の特徴は小物が多いことです。歯ブラシ、コップ、タオル、髭剃り、化粧品関係などたくさんの小物があるので、収納には工夫が必要です。
浴室の隣りにある場合は、脱衣所としての工夫も必要です。裸になったり濡れたままでいることが多いので、寒い冬でも暖かい洗面所にするとヒートショック対策にもなります。
床材はタイル、クッションフロア、耐水フローリング、コルクなど水に強い材料が最適。また壁や天井もカビやすいので、調湿機能がある機能性壁紙や珪藻土、エコカラットなどがお勧めです。
【トイレ】

トイレは家族全員が毎日使う場所であり、年を取れば使用回数も増え、夜中に使うことも多くなります。寝室からトイレまでの距離はできるだけ短くし、出入り口ドアも引き戸の方が便利です。
座ったり立ったりする時に危険のないよう、手すりは取り付けておくことをお勧めします。
トイレはいつも清潔に保てるよう、掃除がしやすい便器や建材を選び、床をフローリング張りにするなら、硬質フィルムなどで覆ってある耐アンモニア、耐薬品性の高いタイプか、水に強いクッションフロアがお勧めです。
【電気給湯器】エコキュート

エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクで構成されており、お湯の使用量でタンクの大きさが決まります。 自動湯はり、追い炊きなどの機能の他に、床暖房や浴室乾燥もできる多機能型もあります。 4~5人家族でたっぷりとお湯を使うなら、大型の460Lサイズが適当です。 エコキュートのメリットはガス給湯器と比べ、月々の光熱費が安く済むこと。 災害時の復旧は電気が一番早く、いざという時にタンクの水を非常用水として使うことができるところにあります。
【ガス給湯器】エコジョーズ

エコジョーズは熱効率95%のガス給湯器で自動湯はり、風呂の残り湯を床暖房の熱に再利用するなど様々な機能がついていますが、機能の数によって値段も違います。
また、「給湯能力をあらわす号数」も要確認。数が大きくなるほど給湯能力が上がります。 真冬にシャワーとキッチン2カ所同時にお湯をたっぷり使うには、24号を目安にするといいです。
エコジョーズのメリットは電気給湯器と比べ、初期設置費用が安く済むこと。 貯湯する必要が無いのでお湯切れの心配が全く無いこと、 タンク不要なので設置スペースが小さくて済むところにあります。
【石油給湯器】エコフィール

エコフィールは灯油を燃料にした給湯器で、都市ガスやプロパンガスが供給されていない地域や費用対効果で湯沸し器の燃料に灯油を選んだ家庭では、断然、優れたエネルギー効率のエコフィールがお勧めです。
太陽熱温水器

太陽の熱でお湯を沸かす、とってもエコな温水器です。温水温度は地域にもよりますが、夏は60~65℃、冬でも30~35℃になりますので、夏場はほとんど太陽の熱だけでお湯が賄えます。 しかし、注意が必要なのはタンクを屋根に乗せるため屋根への負担がかかります。そのあたりを考慮して設置しなければ、雨漏れの原因になったりします。 機械自体は20年以上持ちますし、本体も太陽光発電(200万円)に比べて20万円くらいと安いので、もとは取りやすい商品です。